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家庭菜園の水やり術~真夏の水やりでやってはいけない3つのこと~

家庭菜園の水やり術~真夏の水やりでやってはいけない3つのこと~

猛暑日も増えてきて、いよいよ夏本番ですね。 こんな暑い日が続くと、プールや海など水遊びが気持ちよく、野菜にも水を撒いてあげたくなりますが、その水やりが夏の野菜たちに大きなダメージを与えてしまう可能性も…。 家庭菜園で美味しい野菜を収穫するために欠かせない水やりですが、今回の記事では真夏の水やりの注意するべき点をご紹介します。 目次 真昼に水やりはしない 土の表面だけを濡らさない 過剰な水やりをしない まとめ     真昼に水やりはしない 真夏の日中は太陽が一番照りつける時間帯です。炎天下の中で水を与えると土の中の温度も上昇してしまうため、根を傷める原因になります。とくに、マルチを張っている畑の場合はかなり高温になってしまうため気を付けましょう。 また、葉に直接水をかけるのも控えましょう。 植物は葉を通して水を蒸散させることで体温を下げる仕組みがあるため、葉に水をかけるとその効果が失われてしまいます。水やりは根元にゆっくりと行い、葉には避けるようにして、朝は9時頃まで、夕方は16時以降に行いましょう。   土の表面だけを濡らさない 真夏は気温が高く、土の表面がすぐに乾いてしまうため、表面だけを濡らしても根が十分な水を吸収できないことがあります。 植物は根から水を吸い上げるので、根元にゆっくりと水を与え、しっかり土の中まで浸透させるように心掛けましょう。土がしっかりと潤った状態を保つことが大切です。 畑の場合はおすすめなのが、畝間にバケツ5、6杯ほどたっぷりと水やりをする方法です。水をたっぷり土の中に入れることで長期間水やりが不要になります。 根は地中深くにある水分を求めて深く伸びていく性質があります。水が表面になければ、地下深くにある水を求めて深く根を張るので、より強い野菜となり、たくさん実や葉をつけてくれますよ。   過剰な水やりをしない 真夏は暑いので、ついつい植物にたくさんの水をあげたくなるかもしれませんが、過剰な水やりは植物の根を傷つける原因となります。 土の表面が乾いていても、試しに10cmほど掘ってみてください。黒く湿った土がでてきた場合、野菜を育てるのに十分な水分が含まれている状態です。 この状態であれば、大きく育った野菜は水やりをする必要はありません。 ただし、深さ10cmまで掘っても乾燥している場合は、すぐに水やりをしてくださいね。 また、畝や畝の周りに藁や枯れ草を敷くと、水分の蒸発を防ぐことができるのでおすすめですよ。 小さい苗を育てるときや、豆類の実を膨らませるときなど、どうしても水分が必要なときもありますが、それ以外のときは水やりをしなくても、野菜は自分の力で育つことができるのです。 ※プランターの場合は水がなくなると枯れてしまうので、畑に限ります。  ...

家庭菜園の水やり術~真夏の水やりでやってはいけない3つのこと~

猛暑日も増えてきて、いよいよ夏本番ですね。 こんな暑い日が続くと、プールや海など水遊びが気持ちよく、野菜にも水を撒いてあげたくなりますが、その水やりが夏の野菜たちに大きなダメージを与えてしまう可能性も…。 家庭菜園で美味しい野菜を収穫するために欠かせない水やりですが、今回の記事では真夏の水やりの注意するべき点をご紹介します。 目次 真昼に水やりはしない 土の表面だけを濡らさない 過剰な水やりをしない まとめ     真昼に水やりはしない 真夏の日中は太陽が一番照りつける時間帯です。炎天下の中で水を与えると土の中の温度も上昇してしまうため、根を傷める原因になります。とくに、マルチを張っている畑の場合はかなり高温になってしまうため気を付けましょう。 また、葉に直接水をかけるのも控えましょう。 植物は葉を通して水を蒸散させることで体温を下げる仕組みがあるため、葉に水をかけるとその効果が失われてしまいます。水やりは根元にゆっくりと行い、葉には避けるようにして、朝は9時頃まで、夕方は16時以降に行いましょう。   土の表面だけを濡らさない 真夏は気温が高く、土の表面がすぐに乾いてしまうため、表面だけを濡らしても根が十分な水を吸収できないことがあります。 植物は根から水を吸い上げるので、根元にゆっくりと水を与え、しっかり土の中まで浸透させるように心掛けましょう。土がしっかりと潤った状態を保つことが大切です。 畑の場合はおすすめなのが、畝間にバケツ5、6杯ほどたっぷりと水やりをする方法です。水をたっぷり土の中に入れることで長期間水やりが不要になります。 根は地中深くにある水分を求めて深く伸びていく性質があります。水が表面になければ、地下深くにある水を求めて深く根を張るので、より強い野菜となり、たくさん実や葉をつけてくれますよ。   過剰な水やりをしない 真夏は暑いので、ついつい植物にたくさんの水をあげたくなるかもしれませんが、過剰な水やりは植物の根を傷つける原因となります。 土の表面が乾いていても、試しに10cmほど掘ってみてください。黒く湿った土がでてきた場合、野菜を育てるのに十分な水分が含まれている状態です。 この状態であれば、大きく育った野菜は水やりをする必要はありません。 ただし、深さ10cmまで掘っても乾燥している場合は、すぐに水やりをしてくださいね。 また、畝や畝の周りに藁や枯れ草を敷くと、水分の蒸発を防ぐことができるのでおすすめですよ。 小さい苗を育てるときや、豆類の実を膨らませるときなど、どうしても水分が必要なときもありますが、それ以外のときは水やりをしなくても、野菜は自分の力で育つことができるのです。 ※プランターの場合は水がなくなると枯れてしまうので、畑に限ります。  ...

夏野菜収穫の季節に楽しむ!親子で簡単クッキング【夏野菜の米粉ピザ】

夏野菜収穫の季節に楽しむ!親子で簡単クッキング【夏野菜の米粉ピザ】

夏の訪れとともに、家庭菜園で収穫した自家製の夏野菜が食卓を彩ります。 今回のブログでは、自家製の夏野菜を活用した親子でできる簡単なクッキングレシピをご紹介します。 親子で一緒に料理を作りながら、食材の良さや食への感謝を共有し、楽しい時間を過ごしましょう!   目次 夏野菜の米粉ピザ 作り方 まとめ     夏野菜の米粉ピザ 材料 ・お好きな夏野菜(今回はピーマン、トマト、ナスを使用) ・ウインナー ・チーズ   【生地】 ・米粉        100g ・片栗粉                50g ・ベーキングパウダー  5g ・塩            小1 ・砂糖           小1...

夏野菜収穫の季節に楽しむ!親子で簡単クッキング【夏野菜の米粉ピザ】

夏の訪れとともに、家庭菜園で収穫した自家製の夏野菜が食卓を彩ります。 今回のブログでは、自家製の夏野菜を活用した親子でできる簡単なクッキングレシピをご紹介します。 親子で一緒に料理を作りながら、食材の良さや食への感謝を共有し、楽しい時間を過ごしましょう!   目次 夏野菜の米粉ピザ 作り方 まとめ     夏野菜の米粉ピザ 材料 ・お好きな夏野菜(今回はピーマン、トマト、ナスを使用) ・ウインナー ・チーズ   【生地】 ・米粉        100g ・片栗粉                50g ・ベーキングパウダー  5g ・塩            小1 ・砂糖           小1...

家にあるものでできる!手作り害虫駆除剤の活用術

家にあるものでできる!手作り害虫駆除剤の活用術

家庭菜園で美味しい野菜や花を育てる喜びは何とも言えませんよね。しかし、そんな素敵な菜園を守るためには、害虫駆除は欠かせません。 でも、市販の農薬は化学物質が多く含まれていて心配だし、手作りの方法を探している方も多いのではないでしょうか? 今回は、ご家庭にある「牛乳、コーヒー、酢」といった日常的に使われる材料を活用して手軽に作れる害虫駆除剤を紹介します。 自然で環境にやさしい材料を使って、手作りの方法で害虫駆除に挑戦してみましょう。   目次 牛乳 コーヒー粕 お酢 その他注意点 まとめ     牛乳 牛乳の固まる性質を利用します。葉に散布することでアブラムシなど一部の虫を窒息させて駆除する効果があります。牛乳を使った簡単な害虫駆除剤の作り方は以下の通りです。   牛乳スプレー 材料: 牛乳、水 作り方:牛乳を水で薄めます。(効果が感じられない場合は、原液のまま使用も可) 使い方:スプレーボトルに牛乳スプレーを詰め、害虫の被害を受けている植物に均等に噴霧します。数日ごとに使用して効果を確認し、必要に応じて継続してください。 牛乳は植物の成長を促進する働きもありますので、害虫駆除と同時に植物の健康促進にも役立ちますよ。   コーヒー粕 コーヒー粉や使用済みのコーヒー粕も、害虫駆除に有効な材料として活用できます。コーヒーに含まれる成分は多くの害虫にとって忌避効果があるため駆除に役立ちます。   コーヒー粕の散布 材料:コーヒー粕 使い方:コーヒー粕を害虫の被害を受けている植物の周りに散布します。特に湿った状態で散布する効果的です。  ...

家にあるものでできる!手作り害虫駆除剤の活用術

家庭菜園で美味しい野菜や花を育てる喜びは何とも言えませんよね。しかし、そんな素敵な菜園を守るためには、害虫駆除は欠かせません。 でも、市販の農薬は化学物質が多く含まれていて心配だし、手作りの方法を探している方も多いのではないでしょうか? 今回は、ご家庭にある「牛乳、コーヒー、酢」といった日常的に使われる材料を活用して手軽に作れる害虫駆除剤を紹介します。 自然で環境にやさしい材料を使って、手作りの方法で害虫駆除に挑戦してみましょう。   目次 牛乳 コーヒー粕 お酢 その他注意点 まとめ     牛乳 牛乳の固まる性質を利用します。葉に散布することでアブラムシなど一部の虫を窒息させて駆除する効果があります。牛乳を使った簡単な害虫駆除剤の作り方は以下の通りです。   牛乳スプレー 材料: 牛乳、水 作り方:牛乳を水で薄めます。(効果が感じられない場合は、原液のまま使用も可) 使い方:スプレーボトルに牛乳スプレーを詰め、害虫の被害を受けている植物に均等に噴霧します。数日ごとに使用して効果を確認し、必要に応じて継続してください。 牛乳は植物の成長を促進する働きもありますので、害虫駆除と同時に植物の健康促進にも役立ちますよ。   コーヒー粕 コーヒー粉や使用済みのコーヒー粕も、害虫駆除に有効な材料として活用できます。コーヒーに含まれる成分は多くの害虫にとって忌避効果があるため駆除に役立ちます。   コーヒー粕の散布 材料:コーヒー粕 使い方:コーヒー粕を害虫の被害を受けている植物の周りに散布します。特に湿った状態で散布する効果的です。  ...

植物の健康を促進するための「間引き、摘葉、摘芯」の方法

植物の健康を促進するための「間引き、摘葉、摘芯」の方法

みなさんは、植物を育てる際の手入れ方法をご存知ですか? 今回は、植物の成長を促進するためにとても重要な「間引き、摘葉、摘芯」の方法を分かりやすく紹介します。 これらの手法を使うことで、植物は元気に育ち、きれいな姿や豊かな収穫を得ることができます。初心者の方でも安心してお手入れできるよう、具体的な手順をご説明しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!   目次 間引き・摘葉・摘芯の違い 間引き・摘葉・摘芯のメリット 間引き・摘葉・摘芯のやり方 まとめ     間引き・摘葉・摘芯の違い 「間引き、摘葉、摘芯」は植物の剪定技術の中で異なる手法です。 それぞれの違いを説明します。   【間引き】 間引きは、密集した植物の中から健康な個体を選び、他の個体を取り除くことです。植物が十分な栄養とスペースを得られるようにすることが目的です。    【摘葉】 摘葉は、植物から不要な葉を取り除くことです。摘葉の目的は、病気や虫害の兆候を持つ葉を取り除き、植物の健康を維持することです。   【摘芯】 摘芯は、植物の茎の先端を取り除くことです。摘芯の目的は、植物の成長点(芽や新しい葉が出てくる場所)を取り除き、側枝の発展を促進することです。   これらの手法は、植物の健康や成長を促進するために使用されますが、それぞれの目的と効果が異なります。適切なタイミングと方法を選び、植物の種類や特性に応じて行いましょう。   間引き・摘葉・摘芯のメリット 【間引きのメリット】 植物が密集して成長すると、光や水、栄養が均等に分配されず、植物同士が競合し合うことがあります。間引きによって適切な間隔を保つことで、必要な栄養分が行き渡ります。また、密集した植物は風通しが悪くなり、湿気がこもりやすくります。間引きによって植物同士の間隔を広げることで風通しも良くなります。  ...

植物の健康を促進するための「間引き、摘葉、摘芯」の方法

みなさんは、植物を育てる際の手入れ方法をご存知ですか? 今回は、植物の成長を促進するためにとても重要な「間引き、摘葉、摘芯」の方法を分かりやすく紹介します。 これらの手法を使うことで、植物は元気に育ち、きれいな姿や豊かな収穫を得ることができます。初心者の方でも安心してお手入れできるよう、具体的な手順をご説明しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!   目次 間引き・摘葉・摘芯の違い 間引き・摘葉・摘芯のメリット 間引き・摘葉・摘芯のやり方 まとめ     間引き・摘葉・摘芯の違い 「間引き、摘葉、摘芯」は植物の剪定技術の中で異なる手法です。 それぞれの違いを説明します。   【間引き】 間引きは、密集した植物の中から健康な個体を選び、他の個体を取り除くことです。植物が十分な栄養とスペースを得られるようにすることが目的です。    【摘葉】 摘葉は、植物から不要な葉を取り除くことです。摘葉の目的は、病気や虫害の兆候を持つ葉を取り除き、植物の健康を維持することです。   【摘芯】 摘芯は、植物の茎の先端を取り除くことです。摘芯の目的は、植物の成長点(芽や新しい葉が出てくる場所)を取り除き、側枝の発展を促進することです。   これらの手法は、植物の健康や成長を促進するために使用されますが、それぞれの目的と効果が異なります。適切なタイミングと方法を選び、植物の種類や特性に応じて行いましょう。   間引き・摘葉・摘芯のメリット 【間引きのメリット】 植物が密集して成長すると、光や水、栄養が均等に分配されず、植物同士が競合し合うことがあります。間引きによって適切な間隔を保つことで、必要な栄養分が行き渡ります。また、密集した植物は風通しが悪くなり、湿気がこもりやすくります。間引きによって植物同士の間隔を広げることで風通しも良くなります。  ...

家庭菜園で使用する土の再生方法

家庭菜園で使用する土の再生方法

家庭菜園は、新鮮で健康的な食材を手に入れるために人気のある趣味です。 しかし、長年にわたって同じ土を使用すると、土壌の栄養価が低下し、作物の成長が制限される可能性があることをご存知でしょうか? 野菜を収穫し、使い終わった土を破棄してしまうのはとてももったいない。土は再生して、リサイクルして使うことができるのです! 今回の記事では、家庭菜園で使用する土を再生する方法についてご紹介します。 土壌の健康を回復させて、同じで土で繰り返し美味しい野菜を育てましょう!   目次 なぜ土を再生する必要があるのか ①古い根・雑草を取り除く ②土を消毒する ③土壌改良効果のある土を混ぜる④土のphを調整するまとめ      なぜ土を再生する必要があるのか 野菜を栽培することで、 ・有機物が分解されている ・肥料分が偏る ・野菜にとって悪い菌が増えてしまう など、1シーズン野菜を成長をさせて頑張った土の性質は変わってしまっています。そのため、野菜を収穫し終えた土はそのまま連続して使うのではなく、もう一度成分を調整して野菜栽培に向いた状態へ戻す必要があるのです。 少し手間はかかりますが、きちんと手入れをすればまた美味しい野菜を作ることができるので、古い土は破棄せずリサイクルして使いましょう。   ①古い根・雑草を取り除く まずは、以前植えた植物の根、雑草などを取り除いていきましょう。とくに古い根に病気の菌があった場合、次に野菜に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるので、目立つような太い根はしっかりと取り除いてください。その際、土がよく乾燥している状態で、土振るいを使用すると簡単に作業が行えるのでオススメですよ。 プランターの場合は、園現用のシートの上に一度土を全て出すと土の中に潜んでいる害虫や、取り除けなかった太い根なども確認することができます。虫だけでなく、幼虫や卵なども取り除きます。 溜まった石は、また鉢底石として活用できるので置いておきましょう。   ②土を消毒する 古い土にはどのような病原体や老廃物があるのか分かりません。そのため消毒することで安心して再利用することができます。土の消毒には様々な方法があるのですが、今回は太陽を利用した消毒方法をご紹介します。   1.透明な大きな袋に古い土を入れる...

家庭菜園で使用する土の再生方法

家庭菜園は、新鮮で健康的な食材を手に入れるために人気のある趣味です。 しかし、長年にわたって同じ土を使用すると、土壌の栄養価が低下し、作物の成長が制限される可能性があることをご存知でしょうか? 野菜を収穫し、使い終わった土を破棄してしまうのはとてももったいない。土は再生して、リサイクルして使うことができるのです! 今回の記事では、家庭菜園で使用する土を再生する方法についてご紹介します。 土壌の健康を回復させて、同じで土で繰り返し美味しい野菜を育てましょう!   目次 なぜ土を再生する必要があるのか ①古い根・雑草を取り除く ②土を消毒する ③土壌改良効果のある土を混ぜる④土のphを調整するまとめ      なぜ土を再生する必要があるのか 野菜を栽培することで、 ・有機物が分解されている ・肥料分が偏る ・野菜にとって悪い菌が増えてしまう など、1シーズン野菜を成長をさせて頑張った土の性質は変わってしまっています。そのため、野菜を収穫し終えた土はそのまま連続して使うのではなく、もう一度成分を調整して野菜栽培に向いた状態へ戻す必要があるのです。 少し手間はかかりますが、きちんと手入れをすればまた美味しい野菜を作ることができるので、古い土は破棄せずリサイクルして使いましょう。   ①古い根・雑草を取り除く まずは、以前植えた植物の根、雑草などを取り除いていきましょう。とくに古い根に病気の菌があった場合、次に野菜に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるので、目立つような太い根はしっかりと取り除いてください。その際、土がよく乾燥している状態で、土振るいを使用すると簡単に作業が行えるのでオススメですよ。 プランターの場合は、園現用のシートの上に一度土を全て出すと土の中に潜んでいる害虫や、取り除けなかった太い根なども確認することができます。虫だけでなく、幼虫や卵なども取り除きます。 溜まった石は、また鉢底石として活用できるので置いておきましょう。   ②土を消毒する 古い土にはどのような病原体や老廃物があるのか分かりません。そのため消毒することで安心して再利用することができます。土の消毒には様々な方法があるのですが、今回は太陽を利用した消毒方法をご紹介します。   1.透明な大きな袋に古い土を入れる...

梅雨の家庭菜園で失敗しないための5つの注意点

梅雨の家庭菜園で失敗しないための5つの注意点

6月といえば梅雨。 この時期は雨が多く、野菜の成長にとっては絶好のチャンス! しかし、湿度や病害虫による悪影響も忘れてはいけません。 今回は記事では、梅雨時期の家庭菜園で気を付けるべきポイントと対策方法をご紹介します。しっかりと対策をして梅雨を乗り越え、元気で美味しい野菜を育てましょう!   目次 ①水はけを良くする ②湿度管理をする ③害虫対策 ④水やりは控えめに⑤雨除け対策まとめ    ①水はけを良くする 梅雨時期は雨が多いため、土壌が湿りやすくなります。野菜の根が長時間水に浸かると、根腐れや病気の原因となってしまいます。 水はけが悪い畑の場合は、畝間の耕運作業を行いましょう。スコップで畝間の固くなった土をほぐしていくことで、水はけが良くなり多湿状況が改善されます。 土と土の間に空間ができるだけでも通気性が良くなり乾燥が早まるので、畝間は定期的に耕運することがおすすめです。病気や根腐れ予防に繋がりますよ。    ②湿度管理をする  梅雨時期は湿度が高くなり、カビや病気の発生リスクが増えます。摘葉をして葉っぱ同士が触れ合わないようにすることで、十分な間隔を保ち乾燥を促し、病気の広がりを抑えることができます。 成長した夏野菜はマルチや土との距離が近くなり、泥はねなどで菌が付着しやすくなります。枯れてきた下葉や、繁茂になっている葉はどんどん摘んでいきましょう。 特にキュウリは葉が込み合っていると「うどんこ病」にかかるリスクが高いため、こまめな摘葉が必要です。株元から30cm位の高さまでの葉を全て摘み取ることでうどんこ病の予防となりますよ。 しかし、摘葉や摘芯をすると野菜に傷口ができます。雨の日はウイルスを媒介しやすいため、その傷口からウイルスが入り、病気になる可能性が高くなってしまいます。そのため、摘葉や摘芯をする場合は、必ず晴れた日の午前中に行いましょう。 プランターで野菜を育ている場合は、風通しの良い場所に移動して通気性を確保しましょう。    ③害虫対策 梅雨時期は害虫の発生が活発になります。やっと膨らんできた実が食べられてしまうと悲しいですよね。また、葉が虫食いだらけになると光合成が上手くできず大きく成長できない可能性も。 とくに雨が続くと活発になるのが「ナメクジ」です。ナメクジは夜行性なので、被害が大きくなるまで気が付かないことも多いので要注意です。 葉にキラキラと光るナメクジが這ったような跡がある場合は、ナメクジがいる可能性が高いので、ナメクジが苦手なコーヒー粕をまくなど、寄せ付けないように対策しましょう。   ④水やりは控えめに 野菜にもよりますが、里芋や生姜などの加湿状態を好む野菜以外は、梅雨時期の水やりは控えましょう。...

梅雨の家庭菜園で失敗しないための5つの注意点

6月といえば梅雨。 この時期は雨が多く、野菜の成長にとっては絶好のチャンス! しかし、湿度や病害虫による悪影響も忘れてはいけません。 今回は記事では、梅雨時期の家庭菜園で気を付けるべきポイントと対策方法をご紹介します。しっかりと対策をして梅雨を乗り越え、元気で美味しい野菜を育てましょう!   目次 ①水はけを良くする ②湿度管理をする ③害虫対策 ④水やりは控えめに⑤雨除け対策まとめ    ①水はけを良くする 梅雨時期は雨が多いため、土壌が湿りやすくなります。野菜の根が長時間水に浸かると、根腐れや病気の原因となってしまいます。 水はけが悪い畑の場合は、畝間の耕運作業を行いましょう。スコップで畝間の固くなった土をほぐしていくことで、水はけが良くなり多湿状況が改善されます。 土と土の間に空間ができるだけでも通気性が良くなり乾燥が早まるので、畝間は定期的に耕運することがおすすめです。病気や根腐れ予防に繋がりますよ。    ②湿度管理をする  梅雨時期は湿度が高くなり、カビや病気の発生リスクが増えます。摘葉をして葉っぱ同士が触れ合わないようにすることで、十分な間隔を保ち乾燥を促し、病気の広がりを抑えることができます。 成長した夏野菜はマルチや土との距離が近くなり、泥はねなどで菌が付着しやすくなります。枯れてきた下葉や、繁茂になっている葉はどんどん摘んでいきましょう。 特にキュウリは葉が込み合っていると「うどんこ病」にかかるリスクが高いため、こまめな摘葉が必要です。株元から30cm位の高さまでの葉を全て摘み取ることでうどんこ病の予防となりますよ。 しかし、摘葉や摘芯をすると野菜に傷口ができます。雨の日はウイルスを媒介しやすいため、その傷口からウイルスが入り、病気になる可能性が高くなってしまいます。そのため、摘葉や摘芯をする場合は、必ず晴れた日の午前中に行いましょう。 プランターで野菜を育ている場合は、風通しの良い場所に移動して通気性を確保しましょう。    ③害虫対策 梅雨時期は害虫の発生が活発になります。やっと膨らんできた実が食べられてしまうと悲しいですよね。また、葉が虫食いだらけになると光合成が上手くできず大きく成長できない可能性も。 とくに雨が続くと活発になるのが「ナメクジ」です。ナメクジは夜行性なので、被害が大きくなるまで気が付かないことも多いので要注意です。 葉にキラキラと光るナメクジが這ったような跡がある場合は、ナメクジがいる可能性が高いので、ナメクジが苦手なコーヒー粕をまくなど、寄せ付けないように対策しましょう。   ④水やりは控えめに 野菜にもよりますが、里芋や生姜などの加湿状態を好む野菜以外は、梅雨時期の水やりは控えましょう。...