「持続可能な開発目標(以下、SDGs)」が注目される中、私たちの日常生活でも環境に配慮した選択が求められています。中でも、土壌改良と廃棄物削減の両面で役立つ「堆肥」は、自然の循環を活用した持続可能な資源のひとつです。
本記事では、エコ・ファーム鳥取が提供する「エコ堆肥」「完熟堆肥」が、どのようにSDGsに貢献しているのか、その特長や環境へのメリットについて詳しく紹介します。
SDGsと堆肥には深い関わりがある
SDGsは、環境保全や資源の持続的利用を目指し、17の目標を掲げています。堆肥はその中で、
「12. つくる責任 つかう責任」
「13. 気候変動に具体的な対策を」
「15. 陸の豊かさも守ろう」
の目標に大きく貢献しています。(引用:国際連合広報センター)
堆肥は自然由来の資源を再利用することで、ゴミの削減に役立つと同時に、化学肥料に頼らない安全な農法を支えます。さらに、堆肥による土壌改良は、炭素を土に固定する役割も果たし、温暖化抑制にもつながります。
こうした自然のサイクルを活用する堆肥の利用は、持続可能な未来を実現するための重要な手段のひとつといえるでしょう。
SDGsへの具体的な貢献
では、実際にエコ・ファーム鳥取の堆肥がどのようにSDGsに貢献しているのが、詳しくご説明します。
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「12. つくる責任 つかう責任」
廃棄されるはずの河川敷の刈草を資源として有効活用することで、廃棄物削減と資源の循環を促進。再利用によって無駄を減らし、持続可能な製品づくりを実現しています。
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「13. 気候変動に具体的な対策を」
堆肥を土壌に加えるろ、堆肥中の有機物がゆっくりと分解する過程で土壌の有機炭素が増加し、土壌の炭素固定が促進されます。すると炭素が長期的に土壌に蓄積されやすくなるため、二酸化炭素の大気中への放出が抑制されます。
(参考:農業分野における地球温暖化対策について)
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「15. 陸の豊かさも守ろう」
自然由来の堆肥の使用により土壌の生物多様性が増すことや、微生物と小動物の住処としての土壌環境が整えられる点が挙げられます。これにより、土壌の健康が保たれ、長期的な土壌肥沃性も向上しやすくなります。エコ・ファーム鳥取の堆肥は農作物の成長を自然な形で支えるため、化学肥料や農薬に依存せず、土壌や生態系への負荷が少ない栽培方法を実現するといえるでしょう。
エコ・ファーム鳥取の堆肥は自然由来で安全性が高い
エコ・ファーム鳥取が販売する「エコ堆肥」「完熟堆肥」は、河川敷の刈草を主原料とした100%自然由来。廃棄されることが多い刈草を有効活用し、地元の自然資源を循環させる持続可能な取り組みを実現しています。化学成分や有害物質が含まれていないため、ベランダ菜園や家庭菜園でも安心して使用することができますよ。
また、発酵処理を施しているため、ふわふわとした柔らかい質感と無臭で、扱いやすいのが特徴です。 日本の有機JAS認証も取得しているため、安全性においても高い信頼性があるのもみなさまにおすすめできる理由のひとつです。
刈草を利用した堆肥の利点
刈草を堆肥として活用することには、多くの利点があります。まず、刈草は一般的に廃棄されることが多いため、再利用することで資源の無駄を減らせます。これにより、廃棄物処理にかかるエネルギーやコストを削減し、環境保全に貢献することができます。
次に、刈草を使用した堆肥は土壌中の有機物を増やし、微生物の活性を促進するため、土壌の栄養バランスが整えられ、植物の健全な成長が期待できます。 化学肥料に頼らないため、土壌や周囲の生態系に対する負荷が少なく、生態系のバランスを保ちながら栽培が可能です。
お客様の声と活用例
エコ・ファーム鳥取の堆肥を実際に利用されているお客様にインタビューを行い、それぞれの目的に合わせてどのように活用されているかを伺いました。さまざまな使用例をお聞きできましたので、ぜひ参考にしてください。
【利用者様の声】自然との共存を楽しむ家庭菜園|楠様
【利用者様の声】自然とのつながりを大切にする梨農家|「農楽猫農園(のらねこのうえん)」飯塚様
まとめ
刈草を使った「エコ堆肥」「完熟堆肥」は、環境負荷を減らし、土壌の健康維持や生態系の保護に貢献することでSDGsの目標達成に貢献することができます。こうした堆肥の活用は、資源循環型の社会を目指す上で大きな役割を果たし、持続可能な未来への一歩といえるでしょう。
私たちも今後、この堆肥の普及を通じてより多くの地域のみなさんと協力し、SDGsの目標達成に貢献していきたいと考えています。