イチゴは甘さと酸味のバランスが魅力で、家庭菜園でも育てることができる人気の果物です。ベランダや庭、小さな鉢でも育てることが可能ですが、栽培が難しいイメージはありませんか?
本記事ではイチゴ栽培の基本と成長の過程で気をつけるポイントを解説します。
ポイントを押さえれば、初心者の方でも美味しいイチゴを収穫できますので、ぜひ参考にしてくださいね。
イチゴ栽培に必要なもの
まずは、イチゴを栽培するために必要な道具や材料を準備しましょう。
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苗
初心者の方であれば、種からではなく苗から育てる方が良いでしょう。苗はホームセンターや園芸店で購入できます。
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鉢やプランター
小さなスペースでも育てられるのがイチゴの魅力です。深さが15cm以上のプランターや鉢を用意しましょう。ベランダでも栽培可能です。
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エコ堆肥
イチゴは排水性の良い土を好みます。エコ・ファーム鳥取の堆肥は、鳥取県の河川敷等で刈られた草が主な材料なので、安心安全。さらさらふわふわの土で臭いも無いため、ベランダ菜園にもオススメです。
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肥料
イチゴの成長には適切な栄養が必要です。緩効性肥料や有機肥料を使いましょう。
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じょうろ
水やりを適切に行うために、じょうろも用意します。
イチゴを育てるための場所
次に、イチゴを育てる場所を決めましょう。
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日当たり
イチゴは日光を好む植物です。1日6時間以上日光が当たる場所が理想的でしょう。ベランダや庭で、できるだけ日当たりの良い場所を選んでくださいね。
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風通し
風通しが良い場所で育てると、病害虫の発生を防ぐことができます。密閉された場所よりも、風が通る場所を選んで設置しましょう。
イチゴの植え付け方
イチゴの苗を植えるタイミングや方法について解説します。
【植え付けのタイミング】
イチゴの苗は、春(3月〜4月)か秋(9月〜10月)に植えるのが一般的です。この時期に植えることで、次のシーズンに元気に育つイチゴを収穫することができます。
【植え付けの手順】
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鉢やプランターに土を準備
鉢の底に石や軽石を敷き、排水性を確保します。その上に土を入れますが、苗の根が十分に埋まるように適切な深さにしましょう。
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苗を植える
イチゴの苗を鉢の中央に置き、根がしっかり土に覆われるように植えます。苗の「クラウン」(根元の部分)は土から出るように注意してください。
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水やり
植え付け後、たっぷりと水を与えます。初めての水やりは、土全体がしっかり湿るように行います。
イチゴ栽培のポイント
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水やり
イチゴは湿りすぎず、乾燥しすぎない環境が好ましいです。土が乾いてきたら、水をしっかりと与えましょう。ただし、常に土が湿った状態では根腐れの原因になるため、適度な水分を保つことが大切です。
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追肥
成長期には、月に一回程度、追肥を行います。花が咲いた後や実がつき始めたら、イチゴ専用の肥料や液体肥料を与え、栄養補給をサポートしましょう。
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害虫・病気の対策
イチゴはアブラムシやダニ、うどんこ病などの病害虫に弱いです。予防のために定期的に植物の状態をチェックし、異常があれば早めに対処します。天然成分の殺虫剤や虫除けスプレーを使うのも良い方法です。
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収穫のタイミング
イチゴが赤くなり、良い香りがしてきたら収穫のサインです。果実の根元がしっかり赤くなった時が最も甘くて美味しい時期です。収穫時は、果実を傷つけないように茎の部分をハサミでカットしましょう。
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失敗しやすいポイント
イチゴ栽培では、水の与えすぎに注意し、根腐れを防ぐために適度な水やりを心がけることが大切です。また、イチゴは日光をたくさん必要とするため、日当たりの良い場所で育てましょう。さらに、苗同士を密植しすぎると風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなるので、苗の間隔を十分に取ることが重要です。
まとめ
イチゴ栽培は、栽培方法を理解すれば初心者でも楽しめる家庭菜園の一つです。日当たりの良い場所と適切な水やり、そして少しの工夫で、美味しいイチゴを家庭で育てることができます。
本記事を参考に、ぜひ家庭菜園でのイチゴ栽培に挑戦してみてくださいね。今から植え付けを行うと、春には甘いイチゴを食べることができますよ!