9月になり、朝晩は過ごしやすい気候の日が増えてきましたね。
野菜栽培では、すでに秋冬野菜の植え付けに取り組んでいる方も多いでしょう。
今回の記事では、9月の今からの植え付けでも間に合う秋冬野菜の種類や、9月の植え付けにおすすめの品種をご紹介します!
家庭菜園の9月とは
まだ暑い日が続きますが、少しずつ涼しくなり寒さに向かう9月は秋冬野菜の植え付けに最適な季節です。
野菜は気温が10度を下回ると休眠状態となり成長が止まってしまうため、植え付けは早ければ早いほど、収穫率アップに繋がりますよ。
残暑が続くと「まだ暑いからもう少し先で…」という気持ちになりますが、美味しい野菜をたくさん収穫するためにもどんどん植え付けていきましょう!
万が一失敗しても、早くに植え付けしていれば再チャレンジもできますよ。
9月に植える野菜5選
1.にんにく
家庭料理に大活躍のニンニクが、ついに植え付けできる季節の到来です!
料理に欠かせないニンニクですが、旬の季節を過ぎると国産のニンニクは出回らなくなるため、自分でたくさん収穫して保存しておくのもおすすめ。
にんにくは9月に植えて、翌年の5月にやっと収穫という栽培期間が非常に長い野菜ですが、有機栽培のニンニクはとても美味しく価値の高い野菜です。
栽培途中には、葉ニンニクやニンニクの芽も収穫できるのもとても嬉しいポイント。自分で育てるとコストパフォーマンスも高く、ぜひ栽培にチャレンジしていただきたい野菜の1つです。
【栽培ポイント】
肥料が大好きな野菜なので、栄養たっぷりの土を用意し、ニンニクの種球の皮をむき、15cm間隔に植えるだけなので、初心者の方でも簡単に育てることができます。
2.大根
真冬に収穫できる大根はとても甘くでみずみずしく、他の季節に収穫する大根より格段に美味しいのが魅力。冬の野菜の定番でもありますね。
また、大根は葉も美味しく食べることができるので自分で育てると葉もたくさん収穫することができます。
大根はたくさんの品種があり、形や大きさなども多種多様です。初心者の方は育てやすい品種を販売店の方に相談すると失敗しにくいでしょう。
大きく育った大根を自分で引き抜くときの喜びは格別ですよ。
【栽培ポイント】
9月の中旬の種まきがオススメで、収穫は12月頃が目安です。畑の場合は自然に任せた水やりで育ちます。
深さのあるプランターを使用すれば、プランターでも立派な大根を収穫することができますよ。支柱も不要なので、気軽に種まきしてみるのもオススメです。
3.茎ブロッコリー
茎ブロッコリーは何度も収穫ができるので、コストパフォーマンスも高く主婦の味方となる野菜です。
植え付けから50~60日ほどで収穫時期を迎え、1株あたり10~20本くらいを順次収穫していきます。
ブロッコリーよりも育てやすく、プランター栽培も可能なので家庭菜園初心者の方におすすめですよ。
【栽培ポイント】
畑の場合は自然に任せた水やりで十分育つことができます。プランターの場合は土が完全に乾いてから水やりをしましょう。
株が大きく育てるために、頂上の花蕾が500円くらいの大きさになったら、花蕾を切り取ります。切り取った花蕾ももちろん食べられるので、お味噌室やサラダの具材として活用しましょう。
4.芽キャベツ
太い茎の付け根に直径2~3cmのミニキャベツが次々とつく野菜で、繰り返し収穫できるので、長い期間楽しむことができる野菜です。
芽キャベツは栄養価がとても高く、ビタミンCはなんとキャベツの4倍。手軽に育てられて、栄養たっぷりなのも嬉しいですね。
【栽培ポイント】
芽キャベツの栽培適温は15℃~25℃、生育適温は18~22℃で、春と秋が植え付け時期となりますが、春植えは害虫が発生しやすいため初心者の方は秋植えがオススメです。
日当たりが良く、水はけの良い土を好むのでプランターの場合は風通しの良い場所で育てましょう。
5.苺
苺は春にも植え付けできますが、大きな苺を収穫するのであれば秋植えがオススメ。
栽培が難しいイメージの苺ですが、ポット苗をプランターに植え付けする場合は初心者の方もチャレンジしやすいでしょう。
子どもからも人気の高い苺を自宅で収穫できると嬉しいですよね。
【栽培ポイント】
9月から10月に植え付けし、3月から4月頃が収穫時期です。苺は乾燥しやすいので、こめまに水やりを行います。
果実ができる頃には、果実が土に触れないようワラやマルチをひいて予防しましょう。
まとめ
今回は9月の植え付けにおすすめの野菜を紹介しました。
夏の暑さが残るうちに作業をして、株を大きく育てておくことが秋冬野菜の鉄則です!
植え付けてしまえば、あとは涼しい気候の中でお世話ができますので、育てたい秋冬野菜は9月のうちに植え付けを完了しましょう。