会社員や主婦の方など、日々忙しく過ごしているけど、実は自分で野菜を育ててみたい…という方におすすめしたい「週末農業」。
「毎日お世話をしなくても大丈夫なの?」「枯れてしまうのでは?」と心配される方に向けて、少ないお世話で栽培可能な野菜をご紹介します。
手軽に挑戦できるので、家庭菜園初心者の方も必見です。
週末だけ野菜を育てる「週末農業」
週末農業とは、普段は本業がある人が週末に農作物を育てて家庭菜園を楽しむことです。週末に庭や小さな畑で野菜や果物を育て、自分たちの食べ物を作る楽しみを味わいます。
これによって新鮮な食べ物を手に入れることができるだけでなく、自然と触れ合うことでストレスの発散にも役立ちます。
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、農業を新たな趣味として始めた方も多いですよね。実は、週末だけの農業で収入を得る人も増え、副業としても注目されています。
必ずしも週末に野菜のお世話しないといけないわけではなく、一定の間隔でのお世話でも野菜栽培を楽しめる、ということです。
「週末農業」におすすめの野菜3選
1.根菜類
根菜は地下に根を持ち、その部分を食べる野菜です。主に土の中に栄養をためて成長し、新鮮でおいしい部分は土の中にあります。そのため、一度植え付けてしまえばほぼほったらかしでOK。
葉物と比べて害虫被害も少なく、雨だけの水やりで育つ根菜はまさに「週末農業」にぴったり!
・じゃがいも
・さつまいも
・にんじん
・大根
・かぶ
・生姜
などが当てはまります。
土の中を掘る収穫はまるで宝探し。ワクワクしながらお子さんと一緒に収穫するのも良いですね。
根菜は収穫後も保存期間が長いため、備蓄しても活躍してくれますよ。
2.たまねぎ
玉ねぎは一般的に育てやすく、初心者にも向いています。比較的手入れが簡単で、あまり多くの特別なケアが必要ありません。
玉ねぎは小さなスペースやプランターでも栽培できるため、庭がない場合でも育てることができます。
玉ねぎは乾燥させて保存でき、長期間食べることができます。週末に収穫した玉ねぎを保存して、年間を通じて利用できるのも嬉しいですね。
3.トマト
夏野菜の代表ともいえるトマト。実はトマトも週末農業におすすめです。
トマトは毎日の水やりは不要で、むしろ少ない水やりの方が、甘く味の濃いトマトができます。そのため、週末に芽かきや摘葉をしてあげるくらいで良いでしょう。
ただし、梅雨時期は実割れや害虫被害も発生してしまいます。
風通しを良くする、雨よけをするなど、梅雨時期にきちんと対策することがトマトの週末農業を成功させる秘訣となるでしょう。
まとめ
今回は、忙しいけど野菜作りを楽しみたい!という方に向けて、あまり手のかからない野菜をご紹介しました。
もうひとつ、週末農業をするうえでお伝えしたい大切なポイントがあります。
それは、小さく始めることです。
植え付けの段階では少し物足りないくらいの数から始めると、本業が忙しくなっても継続して野菜栽培が続けられるでしょう。
たくさんの野菜を植え付けてしまうと、週末だけのお世話では足りなくなり、本業と農業の両立ができず、キャパオーバーしてしまう可能性も。
小さく始めて、野菜栽培をコツを得てから種類を増やしていくと無理せず楽しむことができますよ。