エコ・ファーム鳥取の現在取り扱っている堆肥は「完熟堆肥」と「エコ堆肥」の2種類です。
よく「うちはどちらを使ったらいいの?」というお声をいただくので、今回はそのひとつである「完熟堆肥」について詳しくご紹介したいと思います!
金額や内容量の違いだけでなく、それぞれの製造過程や使い方、実際に堆肥を開封した土の様子など。
2種類の堆肥をより知っていただき、商品を手に取る際の「どちらの堆肥を使えばいいの?」という疑問を解消していただければ幸いです。
「完熟堆肥」の金額・内容量
【原料】
抜根草・刈草 |
【内容量】
10kg(20リットル) | 23kg(50リットル) |
【金額】
10kg:330円(税込) | 23kg 440円(税込) |
【主な成分の含有量】
窒素全量(%) |
1.25 |
リン酸全量(%) |
0.48 |
カリ全量(%) | 0.44 |
炭素率(C/N比) |
15.0 |
水分含有量(%) |
61.0 |
PH | 7.9 |
「完熟堆肥」ができるまで
刈草の中にある枯草菌を自然活用し、5年以上堆肥した物を年に数回切り替えした物が「完熟堆肥」。
完熟させているので、臭いもなく触り心地はふかふか。土壌改良剤として利用が可能なため、畑に混ぜて耕運していただくのがオススメです。
原料は河川敷などの刈草を使用しているので、農薬や除草剤なども使用されておらず、鳥取県グリーン商品認定を2021年に取得しています。
原料にも製造過程にも科学的な物は一切使用していないので、安心安全な野菜を育てることができ、お子様と一緒に堆肥を使用する場合も安心です。
オススメの使い方
容量も多く「エコ堆肥」よりもお値段が安いので、畑など広範囲に使用したい場合は「完熟堆肥」がおすすめです。
土壌改良材としても使用できるので「畑の土が固くなってきた」「土の質を良くしたい」というお悩みがある方は、「完熟堆肥」をぜひ一度畑にすきこんで使用してみてください。
目安としては、1平米に10キロ(50リットルの完熟堆肥であれば約半分)。
最初からたくさん入れなくても微生物が土の中で働いてくれるので、固かった土も柔らかくなります。
その後、肥料分として油粕や鶏糞を混ぜ込んであげると最高な土ができます。
また、当社に直接お越しいただける場合は、1次ふるい(小枝や小石が完全には取り切れていない状態)のものを1袋50円でお買い求めいただくことも可能です。
その場合は、ご自身で袋に土を入れていただくので、汚れても問題ない履物と袋をご持参ください。
袋詰めして販売されている「完熟堆肥」は2次ふるいまでしているので、ご自身で袋詰めしていただく「完熟堆肥」は少しだけ荒いのですが、土壌改良や広い畑に使用するうえでは全く問題無くご使用いただけます。
「多少荒い土でも問題無い」
「広範囲の土壌改良など、大量に完熟堆肥を使用したい」
という方で、お近くにお住まいの方はぜひ利用くださいね。
もうひとつのおすすめポイントとして、土のpH(土が酸性かアルカリ性かの程度を表す指標)がアルカリ性に寄っているという点があります。
野菜の栽培に適した土のpHは、一般的に6.0から7.0の範囲が良いとされているので、土作りの際には雨が降り酸性になった土をちょうど良いpHにするために石灰を混ぜ込む必要があります。しかし「完熟堆肥」は元々がアルカリ性に寄っているのでその必要もありません。
複雑なことを考えず、あれもこれも用意する必要がないのも魅力のひとつといえるでしょう。
(pHの数値は、野菜の種類によっては異なる場合もありますので、具体的な野菜の種類に合ったpHをご確認くださいね。)
実際の触り心地
(写真は23kgの完熟堆肥を開封)
写真で取ると光の加減で茶色っぽく見えますが、実物はしっかりと発酵されていることが分かる黒い土です。
プランターに土を入れる際も、無臭で土独特のにおいはなく無臭です。
そしてサラサラでふわふわ。
今までに家庭菜園をされていた方で、市販の土を使用していた方は特に、エコ・ファーム鳥取の堆肥のキメ細かさを感じていただけるかと思います。
容量は50リットルなので、プランターで家庭菜園を楽しむ場合は、「完熟堆肥」1袋で8号~10号プランター4つ分ほど用意することができます。
栽培に余裕のある方は複数のプランターを用意して、数種類の野菜や植物を育てると楽しみが増えておすすめです。
まとめ
今回は「完熟堆肥」を実際に触り、土の成分やオススメの使い方についてご説明させていただきました。
次回は「エコ堆肥」を詳しくご紹介したいと思います!
実際に並べて土を比較し、苗を植えて今後の成長に違いがあるかもお伝えできればと思います。
どちらの堆肥にしようか悩まれた際にはこの記事を参考にしてみてくださいね。