【家庭菜園】失敗しない秋冬野菜栽培の秘訣

【家庭菜園】失敗しない秋冬野菜栽培の秘訣

朝晩の冷たい風が心地よく感じる季節がやってきました。

秋冬野菜の栽培の季節でもありますが、秋冬野菜は植え付けのタイミングが難しく、遅れてしまうと十分に育たず、反対に早すぎても暑さで枯れてしまうことがあります。

今回は、初心者の方でも秋冬野菜を成功させる秘訣をご紹介したいと思います。

 

目次
土壌を整える
苗の見極め方
種まきのやり方
防虫ネットを活用する
まとめ

 

 

土壌を整える

まずは、夏野菜栽培を終えた土を整えましょう。

夏野菜の栽培を終えた土は病原菌や害虫が潜んでいる可能性が高いため、消毒する必要があります。

消毒方法は様々ですが、今回ご紹介する方法は「太陽熱消毒」です。

夏の暑さを活用した消毒方法ですので、秋冬野菜栽培前におすすめです。

 

【太陽熱消毒のやり方】

①消毒したい部分の土を平にし、畝を作ります。

②たっぷりと十分すぎるほど水やりをします。

透明マルチを張ります。(黒マルチより透明マルチの方がより高温となり消毒効果有り)

④夏の気温であれば2週間ほどで消毒完了。

 

このように最低でも2週間ほど時間が必要ですので、植え付けのタイミングを考え計画的に行いましょう。

時間はかかってしまいますが、無農薬でしっかりと消毒ができる方法ですので是非試してみてくださいね。

太陽熱消毒が完了した後の土は、夏野菜を育てて栄養分が不足している状態です。土の栄養バランスを整えるために「エコ・ファーム鳥取」の堆肥を混ぜ込んでいただくと、より栄養たっぷりの土が出来上がりますよ。

 

苗の見極め方

秋冬野菜の栽培はタイミングが大切なので夏野菜と比べてテンポよく作業を進める必要があります。

そのため、いかに良い苗を手に入れるかが重要です。

見極めるポイントをご紹介します。

 

・軸がしっかりとしている

・葉が十分に育っている

・葉の色が緑である

この3点を意識して苗を見ていきます。反対に、

・葉の部分に虫に食べられた跡がある

・卵が植え付けられていた跡がある

このような苗は残念ですが失敗する可能性が高いので気を付けてください。

 

ポットの底から見て根が巻きすぎていないかも重要なポイントのひとつです。根が巻きすぎている場合、苗床からポットに移してから、長い期間店頭に並んでいた可能性があります。

根が巻いていると、初期成長に影響が出る場合もあるので、なるべく根が巻いていない苗を選びましょう。

せっかく店頭で苗を購入するのであれば、苗の見極めをしっかりと行い栽培をスタートしたいですよね。

 

種まきのやり方

適当に種をまけば芽が出るのでは?と考えがちですが、種をまいたときの深さや、種をまいた後の作業で発芽率が大きく変わります。

 

【種まきのやり方】 

①土を十分にほぐし、鎮圧する。

②発芽率を考え、ひとつの穴に複数、種をおく。(栽培したい種の種類によって数は変わるので説明文をよく確認しましょう!)

③土をかぶせて、種が土と密着するようにもう一度鎮圧する。

④たっぷり水やりをする。この際、水圧で種が流れてしまわないよう水の勢いに気を付けながら水やりをする。

 

種まきは「鎮圧」が重要ポイントです。発芽しない原因として多くあるのが「鎮圧不足」で、鎮圧することで土と種が密着し、土からの水分を種が吸収することができます。鎮圧作業は意識して行うようにしましょう。

 

 

防虫ネットを活用する

野菜栽培において、防虫ネットの張り方をマスターすることはとても重要です。

害虫対策としてはもちろん、秋冬野菜には寒くなった時の保温対策としても活躍する防虫ネット。

便利なアイテムがホームセンターや100円ショップにたくさん売られているため、野菜を育てている畑の大きさや野菜の種類に応じて選んでみてくださいね。

ポイントは、ネットの裾に隙間が空いていると虫が侵入してしまうため、しっかりと固定して土をのせましょう。

特に両端は隙間ができやすいので要注意です。万が一、防虫ネット内に虫が入った状態で張ってしまうと、その中で虫を育ててしまうことにもなるので作業中にも用心しましょう。 

 

まとめ

今回は秋冬野菜の栽培を成功させる秘訣をご紹介しました。

秋冬野菜も食べるのが楽しみな品種がたくさんあります。まだ植え付けに間に合いますので、まだ植え付けてない!という方は1種類だけでも植えてみてはいかがでしょうか?

今回ご紹介した内容は、秋冬野菜だけでなく野菜を育てるうえで大切な内容ですので、ぜひ参考にして野菜栽培を楽しんでくださいね。

 

 

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