外に出るだけで汗が流れ、体力を奪うような厳しい暑さが続く昨今の8月。
野菜栽培では、まだまだ夏野菜の収穫が楽しめている時期ですが、そろそろ秋冬野菜を考えるタイミングでもあります。
今回は、夏の暑さに負けない8月植え付けの野菜たちをご紹介します。
秋からの栽培計画の参考にしてみてくださいね。
家庭菜園の8月とは
8月は、春頃から頑張って育ててきた夏野菜が終わる季節。
特にウリ科の野菜は早めに枯れて栽培が終わります。ナス科の野菜は長く育てることも可能ですが、病気などで弱ってしまった場合は早めに秋冬野菜へ切り替えましょう。
「1日の植え付け遅れが1週間の収穫遅れにつながる」とも言われているため、まだ栽培が楽しめる場合であっても、栽培場所が限られている場合はできるだけ早く夏野菜を撤去し、秋冬野菜の準備を進めることがおすすめです。
8月に植える野菜7選
ではさっそく8月に植えるおすすめ野菜をご紹介します。
1.きゅうり
夏野菜の代表でもあるきゅうりですが、実は秋に向けて8月から栽培することも可能です。
夏きゅうりは5月頃の気温が高くなってきた時期に植え付けますが、秋きゅうりは8月中旬以降に植え付けを行います。
夏きゅうりと育て方に大きな違いは無いため、夏が終わっても長くきゅうりを収穫したいという方は、ぜひ秋きゅうりを植え付けてみましょう。
2.小松菜
小松菜は、土壌の適応性が高く、収穫までの期間も1.5カ月と短いため家庭菜園初心者の方におすすめの野菜です。
真夏と真冬を除けば、通年種まきができ、保温栽培であれば厳寒期でも栽培が可能です。土壌が乾燥して水不足になると茎葉が固くなるため、水やりを忘れず行いましょう。
3.ほうれん草
品種が豊富なため、時期に合った種類を選べば1年中栽培することが可能です。
しかし、夏の暑さには弱く茎が固くなるため、初めて栽培する方は秋からの栽培が良いでしょう。
冬の寒い時期に栽培すると甘さが増すので、冬の栽培もおすすめです。
4.にんじん
家庭料理に必須のにんじん。
8月に種まきするのは夏撒きにんじんです。種類も豊富なので、品種を選ぶのも楽しいですよ。
お住まいの地域にもよりますが、なるべく8月前半には種まきを終了させるといいでしょう。
にんじんは実の部分だけでなく、葉も美味しく調理して食べることができますのでありがたいですよね。
5.ブロッコリー
栄養満点のブロッコリーは、8月下旬から9月下旬に植え付けすると11月上旬頃から収穫することができます。
市販の苗を使えばプランター栽培も可能です。
ブロッコリーも害虫被害に合いやすい野菜のため、まだ気温が高く虫が活動的な時期は防虫ネットをして対策すると安心でしょう。
6.カブ
暑さと乾燥が苦手で、寒さに強いカブ。
8月下旬から10月上旬に種をまき、10月下旬〜12月に収穫することができます。
小カブの品種を選べば、プランターでも栽培することができるので初心者の方にもおすすめです。
根菜のため、発芽後はあまり手をかけずに栽培することができますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
7.秋じゃがいも
じゃがいもは春のイメージが強いですが、秋にも栽培することが可能です。
秋じゃがいもと春じゃがいも違いは収穫量と大きさくらいで、育て方などは一緒です。
春じゃがいもの備蓄が無くなる頃に、秋じゃがいもを収穫できるのでおすすめですよ。
品種は「デジマ」「アンデスレッド」などがあります。秋にしか育てられない品種もあるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
まとめ
今回は8月に植え付けすることができる野菜をご紹介しました。
秋冬に向けた野菜ですが、植え付けを行うのは気温が30度を超える真夏のタイミングです。
野菜のお世話をするときは日中を避けた涼しい時間に行い、熱中症にならないように気を付けましょう。
夏の暑さに負けず、8月以降も野菜作りを楽しんでいきましょうね。