「冬になると植木が元気をなくしてしまう…」
「霜に当たって枯れてしまったことがある」
そんな経験はありませんか?
寒さが厳しくなる冬は、植木や庭木にとって大きな試練の季節。特に、植え付けて間もない苗木や鉢植えの植物は、ちょっとした寒さでもダメージを受けやすくなります。
そこでぜひ取り入れてほしいのが、「冬囲い(ふゆがこい)」。難しそうに聞こえるかもしれませんが、実は初心者の方でも簡単にできる寒さ対策です。
この記事では、冬囲いの基本的な考え方から、すぐにできる方法、さらに冬囲いとあわせて行いたい「土のケア」まで、分かりやすく解説していきます。
「冬囲い」とは?
冬囲いとは、寒さ・霜・雪・冷たい風から植木を守るための対策のこと。主に以下のような目的があります。
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根が凍るのを防ぐ
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霜や雪による枝折れを防ぐ
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冷たい風による乾燥を防ぐ
特に日本の冬は、朝晩の冷え込み、霜、地面の凍結など、植物にとって過酷な条件が重なります。「何もしなくても大丈夫そう」と思っていても、春になってからダメージが表面化することも少なくありません。
冬囲いが必要な植木・必要ない植木

▼冬囲いが必要な植木
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植え付けて1〜2年以内の若い木
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寒さに弱い常緑樹(オリーブ、シマトネリコなど)
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鉢植えの植物
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南国系・観葉植物
▼基本的に不要な植木
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落葉樹(地域による)
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寒冷地向きの庭木
ただし、「絶対に不要」というわけではありません。寒さが厳しい地域や、冷たい風が強く当たる場所では対策しておくと安心です。
初心者でもできる!冬囲いの基本方法
「冬囲い」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実は特別な技術は必要ありません。大切なのは、どこを守るかとやりすぎないこと。ここでは、初心者の方でもすぐに取り入れられる基本的な冬囲いの方法をご紹介します。
①根元を守る「マルチング」
冬囲いで最も重要なのは、根を冷やさないことです。根が冷え切ってしまうと、春になっても元気に芽吹けなくなってしまいます。株元に、
・ワラ
・落ち葉
・バークチップ
・腐葉土
などを5〜10cmほど敷くことで、地温の急激な低下を防ぐことができます。この方法は、地植え・鉢植えどちらにも使える、いちばん手軽な寒さ対策です。
②藁で囲って寒さと風を防ぐ「藁囲い」
「茶色い藁のようなもので植木を囲っているのを見たことがある」という方も多いのではないでしょうか。それが、昔から行われてきた「藁囲い(わらがこい)」です。
藁は空気を含みやすく、冷たい風や霜をやわらかく遮る天然の断熱材。植え付けて間もない庭木や、寒さに弱い常緑樹に特に向いています。
【やり方】
1.株元の周りに藁を立てるように配置する
2.幹に沿わせて、ふんわりと巻く
3.風で飛ばない程度に、ひもで軽く固定する
きつく巻きすぎず、通気性を残すことが成功のポイントです。
③不織布・寒冷紗で覆う
霜や冷たい風が直接当たりやすい場所では、不織布や寒冷紗を使った冬囲いも効果的です。植物全体をふんわり覆い、
・霜よけ
・冷風対策
・乾燥防止
を行います。このときも、完全に密閉しないことが大切。空気の層を作ることで、植物への負担を減らすことができます。
④鉢植えは「置き場所」も冬囲いのひとつ
鉢植えの植物は、地植えよりも冷えやすいため、冬は置き場所を見直すだけでも立派な冬囲いになります。
・軒下
・風の当たらない場所
・建物の壁際
に移動させ、鉢の下にスノコやレンガを敷くと、地面からの冷えを防げます。
冬囲いと一緒にやりたい「土のケア」

冬囲いは、植木を寒さから守る大切な対策ですが、あわせて意識したいのが株元の土の状態です。外側をしっかり覆っていても、土が冷え切ったり固くなっていると、根はダメージを受けやすく、春の芽吹きに影響が出てしまいます。
冬の土は、雨や雪で養分が流れやすく、気温低下により微生物の働きも弱まりがちです。そこでおすすめなのが、肥料ではなく堆肥による土のケア。堆肥を薄く敷くことで、土がふかふかになり、地温の急激な低下を防ぐことができます。
やり方は簡単。株元に堆肥を敷き、その上から藁や落ち葉でマルチングするだけ。エコ・ファーム鳥取の堆肥は十分に発酵・熟成させた完熟タイプのため、冬でも安心してお使いいただけます。
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まとめ
冬囲いは、寒さから植木を守るための特別な作業ではなく、少しの工夫で誰でもできる冬の基本ケアです。根元を守るマルチングや藁囲い、不織布の活用、鉢植えの置き場所の見直しなど、できることから取り入れるだけでも冬越しの安定感は大きく変わります。
また、冬囲いとあわせて行いたいのが土のケア。冬の間に堆肥で土を整えておくことで、春の芽吹きや生育に差が出てきます。
エコ・ファーム鳥取の堆肥は、冬でも安心して使えるやさしい堆肥です。この冬のひと手間が、来年の元気な植木につながりますよ。ぜひ冬囲いと一緒に、土づくりにも取り入れてみてくださいね。