旬をまるごと味わう!野菜の皮で作る「ベジブロス」

旬をまるごと味わう!野菜の皮で作る「ベジブロス」

気温も徐々に上がり始め、これから市場やスーパーには、ズッキーニやトマト、新じゃがいも、とうもろこしなど、彩り豊かな初夏の野菜が並び始める季節です。

そんな旬の野菜を調理する際、つい「皮」や「ヘタ」などを捨ててしまっていませんか?

実は、その“使わない部分”こそ、栄養やうま味が詰まった宝の山。

今回はそんな野菜の皮や芯を煮出して作る「ベジブロス」の魅力と、食べ終わった後の活用法についてご紹介します。自家製堆肥づくりとあわせて、食材を無駄にしない暮らしを始めてみませんか?

目次
ベジブロスってなに?
ベジブロスの基本の作り方
ベジブロスの活用法
ベジブロスの“その後”は…堆肥へ!
まとめ

 

ベジブロスってなに?

ベジブロスとは、vegetable(野菜)とbroth(出汁)を組み合わせた言葉。野菜の皮や芯、根元などを水で煮出して作る、動物性不使用のナチュラルスープです。

たとえば…

  • にんじんの皮やヘタ

  • 玉ねぎの皮や根の部分

  • ピーマンの種やワタ

  • ズッキーニの両端

  • トウモロコシの芯

など、普段は捨ててしまう部分にもうま味成分(グルタミン酸やアスパラギン酸など)が豊富に含まれているため、煮出すことで驚くほど深みのあるスープが完成します。

冷蔵庫に残った切れ端や、皮むきの際に出たくずを冷凍保存しておけば、好きなタイミングでまとめてベジブロス作りができます。

ベジブロスの基本の作り方

■ 材料(おおよそ)

  • 冷凍しておいた野菜くず…両手いっぱい分

  • 水…1.2〜1.5リットル

  • 料理酒…大さじ1(うま味を引き出す効果あり)

■ 作り方

  1. 野菜くずをサッと水で洗い、鍋に入れます。

  2. 水と料理酒を加え、中火にかけます。

  3. 沸騰したら弱火にし、20〜30分ほどコトコト煮ます。

  4. 火を止めたらざるでこして完成!

※塩分や味付けはせず、料理に使うときに調整すると便利です。

ベジブロスの活用法

完成したベジブロスは、コンソメやだし汁の代わりに幅広く活用できます。
  • 味噌汁やスープのベースに
    野菜の自然な甘みが加わり、塩分控えめでも満足感のある味に。

  • カレーやシチューに
    水の代わりにベジブロスを使えば、野菜のうま味がぐっと引き立ちます。

  • 炊き込みごはんやリゾットに
    優しい味わいで、素材の味がより引き立ちます。

  • パスタや煮物の隠し味に
    うま味が足され、ワンランク上の家庭料理に。

冷蔵庫で3日ほど、冷凍すれば2週間ほど保存可能。製氷皿で冷凍しておくと、必要な分だけ使えて便利です。

ベジブロスの“その後”は…堆肥へ!

ベジブロスを作るために煮出したあとの野菜くずはどうしていますか?

「さすがにここまで煮出したら、もう使い道はないよね」と思われるかもしれません。けれど、ここからが“循環型生活”の真骨頂。

煮出した後の野菜くずも、堆肥として立派に再活用できるのです。 

土に還せば、次の野菜の栄養に。その野菜をまた皮ごと調理して…という風に、自然の循環が生まれます。 堆肥と聞くと「難しそう」「においが気になる」「広いスペースが必要では?」と思われがちですが、最近ではベランダやキッチンの片隅でも始められる堆肥づくりが注目されています。

また、エコ・ファーム鳥取では、初心者でも扱いやすい高品質・無臭の完熟堆肥を販売しています。 原料は、自然豊かな地域で刈り取った草を中心とした植物性100%。農薬や化学成分は一切使用しておらず、お子さまやペットがいるご家庭でも安心してご利用いただけます。

ベジブロスを作る過程で出た野菜くずを、この堆肥に混ぜるだけで、あっという間に栄養たっぷりの土が完成。プランター栽培や花壇づくりにも最適です。

まとめ

今日の夕食に使う野菜。その皮やヘタ、芯をいつものようにポイっと捨てる前に、「これ、ベジブロスに使えそうかな?」と一瞬立ち止まってみてください。 そして、煮出した後のくずは、ぜひ堆肥に。

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