【知っている?】新しい家庭菜園「レイズドベッド」を解説

【知っている?】新しい家庭菜園「レイズドベッド」を解説

こんにちは!

みなさんは「レイズドベッド」という言葉を聞いたことはありますか?

「家庭菜園に興味はあるけど、スペースが限られている」「野菜を育てたいけど、畑はハードルが高い」「低い位置での作業は腰が痛くて続けられない」という方にこそおすすめな新しい家庭菜園方法がレイズドベッドです!

今回は、レイズドベッドのメリット・デメリット、そして手軽に作るための基本的な手順について紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次
レイズドベッドとは
レイズドベッドのメリット・デメリット
レイズドベッドの作り方
まとめ

  

レイズドベッドとは

あまり聞きなれない言葉の「レイズドベッド」ですが、簡単言えば枠で囲った植物栽培ベッドです。

地面よりも高い位置で木製のフレームや石でできた枠組みの中に土壌を充填して植物を育てます

「花壇やプランターと何が違うの?」と感じる方もいるかもしれないですが「レイズド=持ち上げられた」という意味からも分かるように、高さがあることがポイントとなります。

 

レイズドベッドのメリット・デメリット

 

【メリット】

①土壌管理がしやすい

レイズドベッドでは土壌を自分で選んで充填することができるため、土壌の質や成分を管理しやすくなります。必要な栄養素を補給することができ、野菜の健康な成長を促進します。

 

②排水と通気性が良い

土壌が高い位置にあり通気性が良いため、余分な水分が排水されやすいです。根腐れや過湿を防ぎ、野菜の根が健康に成長できます。

 

③温度管理

地上にあるため太陽の熱を吸収しやすく、土壌が早く温まります。これにより、寒冷な気候でも早期に野菜を植えて収穫できるようになります。

 

④作業しやすい高さ

レイズドベッドは一般的に背中をかがめずに作業できる高さにあるため、草取りや収穫が容易で、身体への負担が軽減されます。特に高齢者や身体的な制約がある人にとって利便性が高いでしょう。

  

⑤おしゃれなデザイン

レイズドベッドは木材、レンガ、コンクリートブロックなど好みの素材を使用して作ることができます。お庭の雰囲気に合わせてデザインすることで素敵な空間を演出することができます。

 

⑥効率的なスペース利用

レイズドベッドはコンパクトなスペースで草花を育てることができるため、小さめのお庭や、都市部の住宅環境などの限られたスペースを有効活用することができます。

 

  

 【デメリット】

①初期費用のコスト

レイズドベッドを建設する際には、木材や石などの素材が必要であり、これに伴う初期費用が発生します。特に高品質な素材を使用する場合、建設費用が増える可能性があります。

 

②土壌の乾燥

土壌が高い位置にあるため、風通しもよく水分が蒸発しやすいです。これにより、土壌が乾燥しやすく、水やりが頻繁に必要となることがあります。

  

③制約された大きさ

レイズドベッドの深さと広さは限りがあるため、一部の深根性の野菜や根を広げる野菜には十分な成長スペースが提供されない可能性があります。

 

④木材の劣化

木製のフレームを使用したレイズドベッドは、時間とともに劣化する可能性があります。特に湿度や雨が多い環境では、木材の寿命が短くなることがあります。

   

以上のメリット・デメリットは、使用者のニーズや環境によっても異なります。

適切な管理を行い、デメリットを最小限に抑えてレイズドベッドを利用しましょう。 

 

レイズドベッドの作り方

 

レイズドベッドの作り方はたくさんありますが、今回は基本的な手順をご紹介します。

【材料】

・木材(耐久性があり、天然の耐久性が低い場合は処理された木材を使用)

・木ネジ

・ドリル

・ノコギリ

・充填用のエコ堆肥(エコ・ファーム鳥取のエコ堆肥

  

【手順】

①希望するレイズドベッドの寸法を計画する。一般的な高さは1フィート(30センチ)から2フィート(60センチ)程度だが、好みや植物の種類によって変える。

②木材を計画した寸法に合わせてノコギリでカットする。4つの同じ長さの木材を2つの対になるように切り揃える。(これがレイズドベッドの側面となる)

③カットした木材を使ってフレームを組み立てる。木ネジやボルトを使用して、4つの木材を直角に組み立て、四角形のフレームを作る。

④フレームの角に補強材(ミターブラケットやL字ブラケットなど)を取り付けて、構造を強化する。

⑤ フレームを設置したい場所に運び、水平であることを確認する。場所によっては地面を平らに整える。

⑥フレームの底に木製の板を追加して、土壌が漏れないようにする。ただし、十分な排水が必要な場合は、底を設けなくても良い。

⑦フレーム内に土を充填します。有機物質を含み、栄養豊富なエコ堆肥がオススメ。

⑧最後にレイズドベッドの内部の土を均一にならして整える。必要に応じて追加の土壌や堆肥を混ぜ込んで栄養分を補充する。

 

以上が基本的なレイズドベッドの作り方です。個々の状況や好みによっては、追加の要素やカスタマイズが必要になるかもしれません。作業を行う際には、安全に留意して行ってくださいね。

また、ホームセンターでは大きさを伝えると木材をカットしてくれる場合や、すでにレイズドベッドに活用できる枠となった木材を販売しているところもあります。

作業に不安を感じる方は、一度ホームセンターで相談すると良いでしょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はレイズドベッドについて詳しく解説しました。

畑、庭、プランターなど、住居環境に合わせて野菜や草花の育て方は自由に選ぶことができます。

家庭菜園を無理せす長く楽しめるよう、ぜひレイズドベッドも選択肢のひとつとして取り入れてみてくださいね!

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