100円ショップでも種やプランター、肥料まで揃えることができ、手軽に始められるようになった家庭菜園。
「趣味のひとつとして家庭菜園を始めたい」「無農薬野菜を作って食べたい」「子どもと一緒に野菜を育てて、食育をしたい」など、みなさん家庭菜園を始めたきっかけがあると思います。
しかし、実際に野菜を育ててみると思ったように育たない…という経験はありませんか?
エコ・ファーム鳥取でも野菜を栽培していますが、いつも美味しい野菜が収穫できるわけではなく、時には失敗することも。
今回は、家庭菜園初心者によくある失敗をご紹介します。
失敗から得られる価値ある経験を通じて、皆さんの家庭菜園に役立つヒントを見つけていただければ幸いです。
土づくりの失敗
野菜栽培で一番重要といっても過言ではないのが「土づくり」です。土の扱い方や土壌改良の方法について充分な知識がないまま野菜作りと始めてしまうと、PH値や肥料の適量、水分量のバランスがわからず、土地に適した状態にすることができません。
プランターで育てる場合は、ホームセンターなどで販売されている「野菜作り用の土」を使用すれば失敗が少なく始められるでしょう。
しかし、畑など広範囲で野菜を育てる場合は、土壌改良が必要となります。
エコ・ファーム鳥取の堆肥は、土に混ぜ込むことで土壌改良の効果を得ることができ、刈草を原材料に作られているので自然な土で安心安全な野菜を育てたい、という方におすすめですよ。
■エコ・ファーム鳥取の堆肥はこちらから
害虫被害の失敗
野菜栽培をするうえで切り離せないのが「害虫被害」です。虫が苦手で家庭菜園に挑戦できない、というお声もよく耳しますよね。
しかし、虫はどこからでも飛んできますので、しっかりと対策して共存していくしかありません。
農薬や殺虫剤もありますが、せっかく自分で育てるのであればなるべく使わずに育てたいですよね。
農薬に頼らず害虫被害を最小限に抑えるためには、
・種をまいてすぐに防虫ネットをかける
・自然由来の虫よけスプレー
・こまめにチェックして、捕殺する
が有効です。
害虫被害に気が付いたら早めに対処しないと、被害が拡大して取り返しにつなかいことになりかねません。
大変かもしれませんが、毎日こまめにチェックして野菜の様子を観察することがとても重要なのです。
水やりの失敗
水を与えれば与えるほどぐんぐんと生長するわけではなく、適切な量とタイミングがある水やり。家庭菜園の失敗で意外と多いのが、水やりの頻度や量です。
水やりの失敗について詳しく説明します。
1. 過剰な水やり
頻繁な水やりや、適切な水やり量を見誤ることで植物の根が酸欠になり、根が腐ることがあります。植物は栄養を吸収できずに枯れてしまうことも。
植物ごとに適切な水やりの頻度や量を把握し、土壌の湿度を確認するために指を差し込んでみるなど、土壌の状態を定期的にチェックすることが大切です。
2. 不十分な水やり
暑い日や乾燥した気候の時期には水分が不足しやすいです。植物の成長が停滞し、根が浅く広がってしまい、栄養を吸収できなくなります。
植物の種類や季節に合わせた水やりの頻度と量を把握し、乾燥が進まないように適切な水分を与えるように心がけましょう。
3. 水やりのタイミングの誤り
日中の直射日光が強い時間帯に水やりを行うことで、水が蒸発しすぎたり、葉に水滴が残りやすく病気につながることがあります。
朝早くや夕方に水やりを行うことで、水分を十分に吸収させ、蒸発を最小限に抑えることができます。
これらの失敗を避けるためには、植物ごとの水やりの必要量やタイミングを理解し、土壌の湿度や植物の状態を観察しましょう。
エコ・ファーム鳥取の畑での失敗
エコ・ファーム鳥取の畑チャレンジでも、もちろん失敗がありました。
袋栽培をしていたさつまいもは、ひょろひょろで細くて小さい芋ばかり。根はぐるぐるとかなり張っていました。
原因は、
・袋が小さかった
・植え付けのタイミングが遅かった
・栄養不足
が考えられます。
さつまいもは掘って収穫するまで様子が見れないので、今回収穫分の改善はできませんでしたが、堆肥に加え、肥料も入れる大切さを痛感しました。
こちらのブロッコリーも栄養不足で蕾ができず、後に枯れてしまったものです。
今回のような失敗もありますが「次はこうしよう」「これが足りなくて枯れてしまったんだな」などと、失敗から学べることがたくさんあります。
家庭菜園は、簡単に始められるのが魅力ですが、実はとても奥が深く、実践を何年も繰り返していくことで知識が深まっていきます。
失敗が続くと「もう育てることはやめてお店で買おう…」と思ってしまうこともありますが、美味しくて新鮮な野菜が収穫できる喜びは格別です。
エコ・ファーム鳥取の畑チャレンジも、まだまだ続きますよ!