12月に入ると厳寒期を迎えるため野菜栽培をお休みされる方も多いですよね。
冬に育てられる野菜もあるのですが、今回は番外編として秋冬に植えることができる草花をご紹介したいと思います!
生育が早く何年も育てる必要のない一年草を5種類お伝えしますので、お庭や家の前のプランターで気軽にお花を楽しんでみてはいかがでしょうか?
家庭菜園の12月とは
種は温度が15℃以上ないと発芽しません。そのため、寒さに向かう12月は、1年で最も種まきに不向きな時期になるため冬の栽培をお休みする方も多いです。
15℃以上の環境を用意すれば野菜栽培をすることも可能なので、野菜で生計を立てている農家さんなど、冬でも野菜栽培をしている場合もありますが、初心者の方には少しハードルが高く感じますよね。
冬でも土いじりは健康に良く癒されるので、野菜栽培をお休みする冬はお花を育ててみるのはいかがでしょうか?
秋冬から育てる草花は水やりの頻度も少なく、病害虫の被害も圧倒的に少ないため初心者の方におすすめですよ!
12月に植える草花5選
1.クリサンセマム
キク科の植物の「クリサンセマム」は花壇でも寄せ植えでも育てることができ、1株でボリュームが出やすいお花です。
10~12月の植え付けが適期で、秋になるとホームセンターにも苗が販売されるので、初心者の方でも育てやすいでしょう。
多湿に弱いため、日当たりが良く、風通しの良い場所で育てます。花壇に植え付ける場合は水やりは不要のため、手がかかりません。
3月頃に追肥するとボリュームが増え、長くお花を楽しむことができます。翌年の夏には枯れるため、植え替えの必要もありません。
2.アリッサム
背丈は低く、小花が絨毯のように広がって咲く「アリッサム」は初心者の方からベテランの方まで人気のお花。
高温多湿に弱いため、日当たりが良く風通しの良い場所で育てましょう。
横に成長するため株間は20cmほど開けて植え付け、密植すると蒸れてしまうため、伸びすぎたら切り戻しをしましょう。繰り返していくことで花がどんどん横に広がっていき、可愛らしいお花の絨毯が出来上がります。
3.金魚草
ひらひらとした花びらの見た目から金魚を連想することで「金魚草」と名付けられたお花。
金魚草の中にもたくさんの品種があり、品種によって20cm~1mと背丈が変わります。
カラーも豊富なので、他のお花とのバランスを見て色選びが楽しめますよ。
金魚草を育てるポイントは切り戻し。開花して枯れてきたら、花の首元まで切り戻すと分枝してまた花が咲きます。これを繰り返すことで長く華やかにお花を楽しむことができます。
金魚草は根が傷つきやすい植物なので、ポットから植え付ける際には根っこをほぐさないようにしましょう。移植も枯れてしまうので要注意です。
4.プリムラ
耐寒性に優れている「プリムラ」は、カラーがとても豊富で、一説には黒以外の色があると言われています。そのため色味が少ない秋冬のガーデニングに重宝される人気のお花です。
背丈が低く横に広がらない植物なので、寄せ植えの際には株間はあまり離さず植えると土が見えず綺麗に仕上がります。
お好きなカラー複数選んで、プリムラだけで寄せ植えするのも楽しいですね。
肥料切れにも弱いので、しっかりと元肥入れて3月頃にも追肥を忘れないようにしましょう。
5.ストック
優しい香りが印象的な「ストック」は切り花としても人気のお花です。
冬場は背丈が低いですが、春からはぐんと伸び80cmほどまで成長します。そのため、他の植物と植える場合は後方に植え付ける方が良いでしょう。
ストックも根が繊細な植物なため、植え付ける際にはほぐさずに植え付け、移植もしないように気を付けてくださいね。
3月に追肥を行い、切り戻しを行うと分枝して花をつけるので長く楽しむことができます。
まとめ
今回は秋冬にオススメな草花を5種類ご紹介しました。
秋冬の草花は春まで咲き、種が取れるものも多いため初心者の方も楽しみやすいですよ。
今回ご紹介した草花に加え「パンジー」「ビオラ」「葉牡丹」「ガーデンシクラメン」を組み合わせることでとても豪華な1年草の寄せ植えができますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。