気温がぐっと下がる11月。紅葉も色づき始める季節ですね。
植え付けできる野菜の種類は減りますが、大丈夫!冬でも育てられる野菜はあります。
12月に向けて本格的な寒さが訪れる前に、どんどん植え付けしていきましょう。
家庭菜園の11月とは
11月の家庭菜園では、厳寒期の準備が始まります。保温トンネルなどを購入して、本格的な寒さに備えておきましょう。
また、9月に植え付けした野菜の収穫時期でもあります。
特に、大根・レタス・里芋・さつまいもは早めに収穫することをおすすめします。
大根は収穫が遅れて冬越ししてしまうと、スが入り水分がない大根となってしまいます。
里芋・さつまいもは霜が降りると腐ってしまう可能性があるので、気温が下がり切る前には収穫を終えましょう。
11月に植える野菜5選
1.チンゲン菜
チンゲン菜は暑さと寒さ、両方に強く1年中栽培可能な野菜です。
暑さにも強いですが、夏は病害虫に影響もあるため、気温の下がった11月の種まきがおすすめです。
畑に直接種をまいても良いですし、ポットで育苗してからの植え付けも可能です。
全部で3回ほど間引きをし、チンゲン菜の美味しい部分でもある葉のつけ根の部分(尻)をしっかりと太らせることがポイントです。
収穫が遅れると筋張ってしまうため、若くて柔らかいうちに収穫をしましょう。
2.ほうれん草
初心者の方でも簡単に育てることができる、ほうれん草。
真夏を除けば、比較的どの季節でも育てることが可能ですが、ほうれん草は寒さにあたると甘みが増すため冬の栽培がとてもおすすめ。
ほうれん草は、間引きした葉もサラダなどで美味しく食べることができます。
冬の栽培では、冷害や黄化を防ぐためにも不織布などで保温しましょう。保温することで葉も柔らかくなりますよ。
3.スナップエンドウ
グリンピースなどの豆類が苦手でも、スナップエンドウなら食べられる!という方も多いのではないでしょうか?
鞘も豆も美味しく食べられるスナップエンドウは栄養満点で、お子さんからも人気が高い野菜です。
支柱を使って長く伸ばすつるあり品種と、つるなし品種どちらもあります。
家庭菜園など小さな範囲で育てる場合はつるなし品種を選ぶと良いでしょう。
もちろん、つるありの方が収穫量は増えますので畑などスペースを確保できる場合はつるありの方がおすすめです。
3月下旬から1カ月半ほど収穫が楽しめます。
スーパーで購入すると意外と高いスナップエンドウですが、自分で栽培するとたくさん収穫できるのでお得感が嬉しい野菜です。
4.玉ねぎ
育成適温が15℃~20℃の玉ねぎは11月が植え付けのタイミング。
種から育てる場合は、9月には種をまいておき、育った苗を11月に植え付けましょう。
種から育てるのは少し難しいので、初心者の方は苗を購入することをおすすめします。
玉ねぎは苗選びがとても重要。太くて白い根がしっかりとついているかをポイントに選ぶと失敗が少ないですよ。
たくさん栽培して長期保存ができる中玉の品種がおすすめ。
12月に追肥をするくらいで、あまり手はかからず春にはたくさんの玉ねぎがゴロゴロと収穫できるでしょう。
5.そらまめ
そら豆は、育成適温は15℃~20℃、耐寒性があるためマイナス5℃まで耐えることできる冬の野菜です。
畑に直接種まきをしても良いですし、苗を購入して植え付けでも栽培可能です。
種まき直後は鳥に種を食べられてしまうこともあるため、初心者の方は苗から育てることをおすすめします。
耐寒性がありますが、育ちすぎると寒さに弱くなるため、苗が小さな状態での冬越しをしましょう。
目安としては草丈10cm、本葉が6~7枚までの大きさです。
それ以上大きくなってしまった場合は摘芯をして調整しましょう。
実が膨らみ、上を向いていた鞘が下を向き、光沢が出てきたら収穫のタイミングです。
まとめ
今回は11月に栽培可能な野菜をご紹介しました。
これからの季節に育てる種類は冬越しする野菜となるため、手もかからず、病害虫の被害も少なくて育てやすいですよ。
家庭菜園に挑戦したいけど、虫が苦手…という方こそ、冬の野菜栽培に挑戦してみてくださいね!